ヤフオクなどでF1ドライバーのサイングッズを買いたいけど、偽物だったらどうしよう。。。
購入を検討したことがあれば、1度は考えたと思います。
はっきりわかる偽物もあれば、判断のつかない微妙なものもあります。
多数のサインをドライバー本人から直接もらってきた私が、ネットでのサイングッズ購入を検討する際に気を付けている点をドライバー別に書いてみたいと思います。
ちなみに私の知る限り、偽物が多いのは、現役ドライバーでは、ハミルトン、ライコネン、ベッテルです。それから過去のドライバーでは、セナ、シューマッハ、バトン。
セナとシューマッハについては、私も直接サインをもらった経験が無いので見極めは難しいですが、偽物ばかりを出品し続けているヤフオク出品者が継続的に出品しているので、偽物が多く流通していると考えて間違い無いと思います。
今回は、ハミルトンについて。
最初に、約束事を1つ。
既に書いている通り、私もヤフオクでサイングッズを購入しています。
私自身は本物だと思って買っていますが、もちろん偽物の可能性もゼロではありません。なので、購入品の写真は掲載しません。
ここに載せるのは、私か妻が、ハミルトン本人から直接もらったサインだけです。
「直筆」であることを眼前で確認できているものだけです。
それでは、前置きばかり長くなっても仕方がないので、始めましょう。
まずはこちらをご覧下さい。
シルバーの「印刷サイン」の横に、黒で私がハミルトン本人から直接もらった「直筆サイン」があります。
「印刷サイン」と「直筆サイン」、比べてみてどう思いますか?
全然違うじゃん!!て思いませんか?
そうなんです。結構違うんです。
以下の複数の直筆サインもご覧ください。





「印刷サイン」通りではない、崩れたサインが多いんです。
私がサインをもらっている状況が、歩きながらや、何かをしている最中のような、雑な状況ではないかと思う方もいるかもしれませんが、下の写真のような、サイン会の場でもらったものばかりです。
比較的「印刷サイン」に近い「直筆サイン」でも、下のような感じです。




どうでしょう。「印刷サイン」通りの「直筆サイン」、いくつありましたか?
特に、下の写真で赤丸で囲った「印刷サイン」の「~~」部分は、「直筆サイン」にはなかなか見られません。
偽物の写真は載せませんが、ハミルトンの偽物の特徴は、うま過ぎるんです。「印刷サイン」を忠実に再現し過ぎです。そんなサイン、本人もなかなか書かないんです。
偽物制作の状況は知りませんが、多分、そこに本物の「直筆サイン」は無いと思います。
「印刷サイン」は、雑誌などにも載っていて簡単に入手できるので、それを手本に書いているんだと思います。
関係者がパドック内で落ち着いた状況でもらえば、「印刷サイン」に近いものをもらえるとは思いますが、そのような人がヤフオクなどで小銭稼ぎをするとも思えません。
きれいなサインが欲しい!と思う気持ちはよくわかりますが、それは偽物に騙される可能性を高めてしまうと思います。
それから、数年前よりも近年の方が、サインが崩れている傾向があります。
これはハミルトンだけではなく、何人かのドライバーに見られる傾向です。
なので、近年でないと入手不可なアイテム(今年や前年モデルの1/2ヘルメットやモデルカー等)に、「印刷サイン」によく似た上手なサインが書いてあったら、偽物の可能性があると思います。私は買いません。
それから、サインでの判断ではありませんが、ヤフオクの場合は出品者を見ての判断も可能だと考えています。
見るべきは、評価の数字ではありません。評価から見ることのできる、過去の出品物です。
中でも私が見ているポイントは2つ。
1つ目は、同様の品を何度も出品している場合です。
例えば、ハミルトンやライコネンのサイン入り1/2ヘルメットを何度も出品している出品者がいた場合、私はかなり警戒します。
関係者や、1/2ヘルメット専門ショップであれば入手は可能だと思います。ただ、そのような方が、ヤフオクで売るとは思えないのです(実店舗と併売している場合は別です)。
2つ目は、終了後のオークションから写真を削除している場合です。
ヤフオクだと、オークション終了後も数か月はオークションページにアクセスできます。オークション終了後、出品者が写真を削除する操作をしない限り、写真も見れます。
あえて削除しているということは、見られたくない何かがあると考えるのが自然だと思います。
1つ目と2つ目、両方当てはまる出品者もいます。
上に掲載した写真を見てもらうとわかると思いますが、直筆サインも、けっこうバラバラです。
偽物を何度も出品すると、それらのサインはよく似ます。上手に再現していますから。それを知られたくないのでしょう。
以上の点を注意すれば、偽物に騙される可能性は、かなり低くできると思います。
もちろん、予防的に本物を避けてしまうこともあると思いますが、これだけ偽物が多い状況では、それも仕方ないと思います。
なお、途中で写真を載せたサイン会の様子は、2017年アブダビGPでの1コマです。
その時の様子に興味がある方は、こちらのブログに書いていますのでご覧ください。