2024年アブダビGP、総括します。

- まずはF1ドライバーとの交流について。サイン会は復活していませんでしたが、入り待ち・出待ちだけでも、鈴鹿、シンガポールとの比較では圧倒的に多くのドライバーからサインをもらったり、写真を撮ったりできました。2024年シンガポールGPでは全20人のドライバーの内、サインがもらえたのは8人でしたが、アブダビでは14人。ほぼ倍です。加えて、過去のドライバーや翌年デビューのドライバーも多く会えました。シンガポールと違い、入り待ち・出待ち場所に人が少ないのも、とても大きなメリットです。鈴鹿なんて、パドッククラブやチャンピオンズクラブのチケットでも、運営の妨害でまともに入り待ち・出待ちできないですから、比べるまでもないです。

- 次にホテルです。今回初めてサーキット徒歩圏のアブダビ泊にしました。大正解でした。レースがトワイライトレースで終わるのが夜なので、その後の出待ちも含めて考えると、近いのは非常に大きなメリットです。過去、HISツアーでドバイ泊・送迎バス付の時には、バスの時間という制約があるので、入り待ちや出待ちはできませんでした(その代わり充実したサイン会がありましたが)。ヒルトンメンバーによる様々な特典はおまけみたいなものですが、どれもとても嬉しいものでした。個人的には、ホスピタリティは海外の方が充実していると感じます。

- 次は観戦席です。今回は飲食とエアコン付観戦室がセットになったSUITE席を初めて体験。場所はWESTでしたので、席はWEST YAS SUITEでした。飲食セットのチケットという意味では、比較対象は日本GPのパドッククラブやチャンピオンズクラブがわかりやすいですが、満足度はWEST YAS SUITEが数段上でした。理由はいくつかあります。1つ目は、室内からでも良く見えること。鈴鹿はパドッククラブの室内からだと、メインストレートが少し見えるだけ。チャンピオンズクラブはそもそも室内ではないですが、やはりテーブル席からはレースはあまり見えません。WEST YAS SUITEであれば、室内でも窓際の席であれば、飲食をしながらでもとてもよく見えました。2つ目は、室外の席が指定席なこと。鈴鹿はレースを見ようとするとバルコニーに出る必要がありますが、このバルコニー席が自由席なので、チケット高い割に席の確保をしなくちゃいけないという事象が生じます。安心感含め、指定席の方が絶対良いです。3つ目もバルコニー席の話ですが、鈴鹿は背もたれ無しの陳腐な席ですが、WEST YAS SUITEは隣の間隔も広く、座面と背もたれはクッション付きで、長時間座っていても疲れません。4つ目は値段です。WEST YAS SUITEは1人4,395ディルハム。購入時のレートで19万円くらいでした。一方鈴鹿は、現在発売中の2025年チケットで、パドッククラブは1人110万円、チャンピオンズクラブで1人4,289ドル、1ドル150円とすると64万円。破格の安さです。

- 最後に全体を通しての総括というか感想です。サイン会は復活していませんでしたが、それでも大満足です。シンガポールと違って天気の心配が無いというのも本当に大きいです。金額面では、総額ではシンガポールよりやや高かったですが、ここ数年の出費の中では、最もコスパが良いと感じました。これまでのF1現地観戦は、日本GPを中心に組み立てていましたが、今後はアブダビGPを中心に組み立てようかなと結構本気で考えています。それくらい良かったです。
