いよいよ走行日の3/13(金)の朝を迎えました。
ただ、前日3/12の夜に、マクラーレンのスタッフからコロナウイルス感染者が出て、マクラーレンチームは不参加を表明。
全チーム首脳が集められ、対応を協議しているという情報は朝の時点で把握していました。
ゲートオープンは9時の予定。
8時を過ぎても、中止の発表は特に無し。
ホテルにいても仕方が無いし、とりあえずサーキットへ。
トラムに乗って、9時過ぎにサーキット到着。
開いているはずのゲートが開いていない。
ただ、理由を説明するスタッフもいないし、案内の掲示なども一切無し。
誰もがどうしていいかわからず、ゲート周辺は人だかり。
1時間以上待たされて10時過ぎ、Twitterなどのweb上で中止が発表。
それでもなお、ゲートでは何の説明も案内も無し。
中止も酷いけど、対応も酷い。。。
もう中止が決まった以上、ゲート前にいても仕方が無いので、トラムで市内(サザン・クロス駅)に戻りました。
サザン・クロス駅には、シドニーで2度行ったハンバーガーショップGrill'dがあったので、そこでハンバーガー食べました。
気晴らしにビールも飲みながら。
もちろんビールはコロナビール!!!
この日はもうがっかりして、ハンバーガー食べた後もビール買ってホテルに帰って、ビール飲んで寝ました。。。
土曜からは、気を取り直してメルボルン観光を多少。
クイーン・ビクトリア・マーケットで買い物&ランチ。
下の写真はハチミツコーナーです。これ全部ハチミツです。
マヌカハニーとハチミツを買い込んできました。
午後は、死ぬまでに訪れたい図書館と言われるビクトリア州立図書館へ。
確かに、一度行ってみる価値はあると思いました。
3/15日曜は、フリンダース・ストリート駅前のYoung & Jacksonでステーキランチ。
私は牛を、妻はカンガルーをチョイス。
どちらも美味しくいただきました。
そして3/16月曜、9:20メルボルン発のフライトで帰国です。
日本へは10時間ちょっと。
17:40、成田に到着しました。
観光は楽しかったけど、F1を観に行ったはずだったので、とても残念な旅行になってしまいました。
しかもホテル代は普段より大幅に高いF1料金。。。
頑張ってポジティブに考えれば、アルファタウリのノーズを関係者以外が生で見る機会があったのは、現時点ではオーストラリアの3/12木曜だけなので、貴重な経験ができたとも言えます。
でも、やっぱり正直言って物足りません。
がっかりついでに、もう一つ残念な話。
我が家のリビングには、その年のF1ドライバー20人のサイン色紙(もちろん全てドライバー本人から直接もらったサインです)を飾っているのですが…
今年デビューのラティフィのサインがもらえなかったので未完成。
ラッセルの横が開いたままです。いつになったら揃うかなぁ。
今年は無理かも。。。
最後に、後日談を一つ。
オーストラリアは時差もほとんど無いので、帰国翌日火曜日から仕事に行く予定でした。
ところが、私の帰国前に、トムハンクスがゴールドコースト(オーストラリア)滞在中にコロナウイルスに感染したとのニュースが報じられました。
おかげで、帰国したその週は自宅待機に。
私が勤めているのは、グローバル企業ではなく海外には極めて疎い地方企業なので、「海外」となったとたんに国内と同じ目線では物事の判断ができなくなります。
ゴールドコーストとメルボルンは、直線距離で1300km以上離れており、これは日本でいうと函館と熊本くらい離れています。数日だけ滞在したシドニーでさえ、ゴールドコーストとは600km以上離れています。これは、東京と広島くらいの距離です。
函館で感染者が出て「熊本にいたから感染してるかも!」って思いますか?
東京と地方は隔絶されていると思っているから、これだけ「東京から来るな」と言うんですよね?
しかも、自宅待機期間も1週間未満。するなら2週間でしょう。
なんの意味があったのでしょうか、あの自宅待機は。
意味不明で中途半端な会社の対応に、本物の危機が到来したときにこの会社は対応できるのだろうかと、大いに不安になりました。