観戦持参グッズのご紹介、第4弾。
必需品ではないかもしれませんが、現地観戦での持ち物に悩む初心者の方はもちろん、既に現地観戦を行っている方にも、観戦の満足度を高める参考になればと思います。
ちなみに、観戦持参グッズシリーズのブログはこちらです。
他の回のブログをまだご覧頂いていない方はどうぞ。
今回は雨具の紹介です。
私が持って行っている雨具はこちら。
レインコートと折り畳み傘、基本的には両方持って行きます。
どちらかだけでいいんじゃない?と思う方もいるかもしれません。
私の経験上、自分の観戦席に屋根があるなら、傘だけでも大丈夫かもしれません。
自分の席に屋根が無いなら、両方あった方が良いと思います。
ちなみに鈴鹿は結構雨が多いです。
こちらは2014年の決勝日。
そしてこちらは2015年の金曜フリー走行。
海外も、シンガポールは雨が多いですし、スパ(ベルギー)やシルバーストーン(イギリス)などは雨が名物みたいなものです。
雨の心配が無いのは、アブダビGPやバーレーンGPくらいでしょう。
私の折り畳み傘は、何年も前にユニクロで買ったものです。安いので良いんです。
サーキットはブレーキダストなどの微粒子が舞っているので、降り始めの雨は汚いです。傘も汚れますので、高いものや綺麗なものは不要です。
次にレインコートですが、これは席で観戦している時には、傘の使用は禁止されているので、席に屋根が無ければ必須です。
傘が禁止されている理由は主に2点。
1点目は安全性の問題。
風などで煽られて傘がコース上に飛んでしまった場合、レースが非常に危険です。
2点目は観戦上の問題。
前の人が傘をさすと、後ろの人の視界を遮り、見えなくなってしまいます。
また、レインコートにも、いくつか種類があります。
大きく分けると、以下の3種類でしょうか。
①上から被るタイプ(前開きしない)
②背中から被り、前開きするタイプ(私のはこれです)
③上下セパレートのタイプ
私の持っているのは、数年前にユーロスポーツで購入しました。
着るとこんな感じです。
①上から被るタイプと、③上下セパレートのタイプには、それぞれデメリットがあると思います。
①上から被るタイプのデメリットです。
水は基本的に重力のせいで上から下に流れます。①のタイプは、脱ぐときに上から脱ぎます。当然ですね。すると、レインコートに着いた雨が、脱ぐときに自分に垂れてきます。
乾くまで着ていれば良いと思うかもしれません。涼しければそれも有りだと思います。
ただ、シンガポールのように暑い気候では、それは現実的ではありません。雨が降ると湿度も上がり、レインコートの中は蒸し風呂のようになります。外が乾くまで着ていると、内側は自分の汗でびしょ濡れになります。もはや、雨で濡れたか汗で濡れたかの違いだけで、結局びしょ濡れです。
次に③上下セパレートのタイプのデメリットです。
これは、下(ズボン)の脱着が面倒という点です。
雨が降れば、靴は濡れますので、靴を履いたままで、レインコートを履くのは、レインコートの内側をかなり汚します。
ただ、雨の中で靴を脱ぐというのは、これもかなり面倒です。
なので、私が持っている②のタイプが最も現実的だと思います。
もちろん、完全ではありません。
強い雨の時には、前の開閉部分から雨が浸入することがあります。
また、②背中から被り、前開きするタイプの中でも、いくつかポイントがあります。
まずは長さです。
長過ぎず短すぎず、膝丈くらいのものを選びましょう。
上の写真の通り、私のも膝丈くらいです。私の身長は180以上ありますので、平均的な身長の方には、もう少し余裕のある長さかと思います。
足元まで覆うような長いものは、濡れなくて良いと思うかもしれませんが、歩く時に踏んで転んでしまうなど、危険です。
一方、上半身しか覆わないような短いものだと、下半身が全滅です。
雨の中の観戦では、濡れた席に座るというシチュエーションも前提とする必要があります。拭いてから座っても、雨が降っていれば席は濡れてきます。
膝丈くらいあれば、座る時にお尻の下にもレインコートが入ってくれるので、お尻が濡れる心配もありません。
次に、身幅です。
観戦時には、多少の荷物もあると思いますので、荷物の上から被れるくらい余裕のある身幅があれば、荷物もまとめて雨をしのげます。
私はリュックサックで観戦に行くことが多いですが、リュックサックを背負ったままでも着れます。
これで、荷物も一緒に雨をしのげます。
この時、前の開閉は多少きつくなりますが、この程度です。
一番下のボタンが閉まらないくらいです。
雨が降る中、雨具無しでの観戦はかなり厳しいので、アブダビとバーレーン以外の海外GPに行く場合は、雨具は忘れずに持って行きましょう。