ヤフオクなどでF1ドライバーのサイングッズを買いたいけど、偽物だったらどうしよう。。。
購入を検討したことがあれば、1度は考えたと思います。
はっきりわかる偽物もあれば、判断のつかない微妙なものもあります。
多数のサインをドライバー本人から直接もらってきた私が、ネットでのサイングッズ購入を検討する際に気を付けている点をドライバー別に書いてみたいと思います。
今回は、ライコネンについて。
サインをドライバー本人からもらおうとした経験がある方ならご存知だと思いますが、ライコネンのサインはそう簡単にはもらえません。少し気まぐれなところもあり、多少の運も必要です。
当然、偽物が結構出回っています。
いつもと同じ約束事を1つ。
既に書いている通り、私もヤフオクでサイングッズを購入することがあります。
私自身は本物だと思って買っていますが、もちろん偽物の可能性もゼロではありません。なので、購入品の写真は掲載しません。
ここに載せるのは、私か妻が、ライコネン本人から直接もらったサインだけです。
まずはこちらからご覧ください。
この2点は、2017年アブダビでもらったサインです。
ご覧の通り、ライコネンのサインは比較的シンプルなので、偽造も比較的しやすいのか、真贋の判断に迷う微妙な物もあります。
ただ、ライコネンもベッテル同様、サインが崩れることが少ないので、ここに載せる本物のサインと見比べて頂くことで、大半は判断がつくと思います。
多少崩れても、下のような程度ですので、大崩れすることはあまりないと思います。
これは、1文字目と2文字目が重なってしまったものです。
文字が重なるという点で、ライコネンの偽物サインの1つのパターンがあります。
ライコネンのサインの左側半分は、これまでご覧頂いた通り2画で書かれていますが、これを「乙」のような1画で書いた偽物を度々見かけます。
これには思い当たる理由があります。
以前、ハミルトンの回で書きましたが、偽物作成は、比較的容易に入手できる印刷サイン(雑誌等にも載ってます)をベースにしていると考えています。
ライコネンの印刷サインは、チャンピオンを獲得した頃のフェラーリ在籍時代のものに、左側が「乙」のように1画で書いているように見えるものがあります。
それを現在でも偽造のベースとして使っているのでしょう。
直筆であれば、筆の重なりも判別できますが、印刷サインでは重なってる部分が1筆なのか2筆なのかを見分けるのは難しいので。
ライコネンに限らずですが、F1ドライバーに直接サインをもらうチャンスに恵まれた場合には、少し冷静になって、そのドライバーが右利きか左利きかや、サインの書き順等を見ておくといいと思います。
書き順を知っていれば「そこからそこには繋がらないだろう」とか、「そうは崩れないだろう」などと見抜ける偽物も出てくると思います。
偽物を作る側は、あくまでも出来上がった印刷サインを見て模倣しているだけのはずですから。
加えて、ヤフオクでよく出てくるライコネンのサイングッズに、1/2ヘルメットがあります。
私は、どこにサインが書かれているかを気にします。詳しくは下記ブログで以前書きましたが、ライコネンはあまりバイザー部分にサインをしません。
もちろん、バイザー部分を取り外して持って行けばバイザーにもらえますし、あるいは「バイザーにくれ」と伝えれば、バイザーにくれるのかもしれません。
ですから、「バイザー=偽物」というわけではありませんが、ヤフオク出品物はバイザーサインばかりなので、注意して見るようにしています。
以前も書きましたが、「(サインをしているところを写した)証明写真があります」や「証明書があります」は鵜呑みにせず、あくまでもサインそのものを見て判断するようにしましょう。
ただ1/2ヘルメットの場合には、DRM(Diecast Race Models)の証明書は私は信頼しています。署名等が無く、複製可能な証明書なのが残念なのですが、DRM自体は非常に信頼できる1/2ヘルメット専門ショップだと考えています。
私自身、DRMでいくつかの1/2ヘルメットを購入しています。基本的にはサインの無いものを買って、自分でサインをもらっていますが、サイン入りも販売しています。
DRMのサイン入りは、ライコネンも含めてバイザーにサインが入っています。
これは、バイザーを取り外してサインをもらっているようです。