2022年WEC@富士 9月9日(金)フリー走行

いよいよ行ってきました。

コロナ以降、初の現地レース観戦。

以前のブログでも紹介しましたが、1発目はWECです。

このブログを読んで下さっている方々はレース好きな方達だと思うので説明不要かもしれませんが、ご存知無い方のために、WECについて少しだけ説明します。

WECというのは、World Endurance Championshipの頭文字。世界耐久選手権。耐久レースの世界選手権です。

世界3大レース、というのはご存知でしょうか。下記の3レースですね。

F1モナコGP

ル・マン24時間

インディ500

いずれも、年間シリーズ戦の中の1戦です。F1モナコGPは説明不要ですね。③もインディカーシリーズの内の1戦です。②がWECシリーズの1戦です。

WECという言葉を聞いたことが無い方も、ル・マン24時間レースは聞いたことがあるのではないでしょうか。そのル・マンと同じマシンとドライバーのレースが、24時間ではなく6時間レースとして、富士で観れるんです。

 

WECについてはこれくらいにして、観戦記へ移ります。

私にとっては、2019年F1日本GP以来のレース観戦です。

2019年アブダビGPは妻だけ行って私は留守番でしたし、2020年オーストラリアGPは現地にいたのに衝撃の直前キャンセルでしたから、結果的にほぼ丸3年振り。

そんな私に何が起きたか。

前日木曜の夜、興奮が抑えきれず、家でじっとしていられなくなり、前入りしてしまいました。

当然ですが、着いてもゲートは閉まってます。

私の前には既に車が1台。きっと同じ感覚だったのかな。私は2番目。

車中泊で1晩過ごしましたが、エンジンかけとくわけにもいかないので車内の温度が調整できなかったのと、興奮とで、ほとんど寝れず。

日が昇って朝を迎えました。

富士山をバックにマイカー記念撮影。

無事ゲートオープンを迎え、やってきました、WEC富士。

ちなみに今更ですが、私がWECに行く理由。

それは、元F1ドライバーがたくさんいるから。

今年のWEC富士も、私が現地観戦したF1を走っていたドライバーが9人も参戦(可夢偉ハートレイとか)。他にも、私が現地観戦はしていない元F1ドライバーもいます(一貴、ブルデーとか)。

しかもチケットがF1より格段に安い。

私は元F1ドライバー達のサインが欲しいのでパドックパスを買いましたが、金曜から日曜の3日間通しで25,800円!

高いという意見もSNSやネット上で目にしましたが、日本のデフレマインドの深刻さを痛感します。

F1と比べたら激安です。

ちなみにF1のパドックパスは、チケットサイト等で不特定多数への市販はされてません。市販されてるのはパドッククラブ。パドッククラブはパドックへの入場は制限されています。

F1のパドックパスは、何らかの伝手を辿って購入しないと買えません。私も以前ベンツに乗ってた頃、メルセデスパドックパスの案内が来たことがあります。当時で50~60万くらいだったかなと記憶してます。今の為替レートと海外の物価動向だと100万以上しそうな気がします。

それと比べたら25,800円なんて、まさに桁違いの安さ。

 

意気揚々とパドックに行ってみると、目の前の光景に愕然。

柵が設けられ、ピット裏に立ち入れません。

パドックパスじゃないじゃん、これじゃ。

WEC富士のパドックパスは、今年で4回目。もちろん、これまではこんな柵は一切ありません。

従来と提供する価値・サービスが変わるのなら、しかもチケット名称と提供する価値に相違があるなら、誤認防止のためにチケット名称変えるとか、販売サイトに大きく注意書きするとか、そういう対応必要無いですか?

ちなみに、チケット販売サイトにあった、パドックパスの入場可能エリアがこちらです。

ピットビル裏、入場可能エリアじゃん!

これ、普通に詐欺のレベルだと思うんですが、この売り方って問題無いんでしょうか?

そもそも、目的というか、意味がわかりません。

コロナ対策と思う人もいるかもしれませんが、ドライバーやチームクルーとの接触は禁止されてないんです。サイン会付きのピットウォークもあるし。しかも屋外イベントなので、そもそも距離を取る対策なんて不要。

前日の興奮が何だったのかというくらい、すっかり意気消沈。柵は続くよ、どこまでも。

 

まあでも、3年ぶりに世界選手権のマシンを間近で見ると、テンション上がってきます。

 

今年からトヨタと同じクラスに参戦したプジョーのマシンも非常にユニーク。

特徴的なリアビュー。

レーシングカーに必ずと言っていい程ある、リアウイングが無いんです。

斬新。

このまま市販車にできそうな雰囲気。もちろん、数百万円の大衆車ではなく、数千万円~数億円のスーパーカーで、です。

 

とまぁ、かなり気持ちのアップダウンがあった前日~初日でしたが、この日は宿を取っていないので、都内の自宅まで帰宅。また明日来ます。

富士だと鈴鹿と違って、家から近いのがメリットです。

 

さて、最後におまけの話。WEC富士観戦とは全く別の話です。

私はドライバーのサイン収集が趣味というのは、以前からこのブログを見て下さっている方なら既にご存知かと思いますが、一部コレクション整理のため、ヤフオク出品中です。

興味があれば、下のリンクから覗いてみて下さい。

https://auctions.yahoo.co.jp/seller/akihirops13

2022年現地観戦計画確定 10月以降

前回のブログで予告した通り、今回は日本GPとアブダビGPの検討結果や決定要因をまとめておきます。

 

10/7(金)~10/9(日) F1日本GP

行きます。

さて、鈴鹿サーキットのホームページに、こんな告知が掲載されていました。

つまり、木曜のサイン会やコースウォークは開催しないということです。

以前のブログでも書きましたが、鈴鹿の木曜サイン会といえば「全ドライバーが来てくれるのは日本GPだけ」と司会が嘘をついてまで満足感を煽っていたのに、むしろこれで「ドライバーが誰もファンサービスに来ないのは日本GPだけ」というのが事実となりました。もちろんドライバーが悪いのではありません。運営の問題です。

ちなみに海外GPでもドライバーはサイン会に来てくれます。2017年のアブダビGPなんて、木曜~土曜で全チームのサイン会を行い、更に日曜にファンフォーラムとして全ドライバーがトークショー(その後サインのサービス)。つまり、全ドライバーが2回もファンサービスに来てくれました。

今年の海外GPではサイン会も開催されており、一部GPでは昨年から既に行われています。先日のWEC富士でも、ピットウォークとサイン会は開催されました。F1日本GPだけ、周回遅れどころか、2周遅れって感じですね。

ただ、この運営、私は6月に書いたブログで既に予想してました。これまでの経験から、日本GPの運営レベルが酷いことは知っていましたので。

それもあり、私が購入したチケットはChampions Club 2-Days(土日)です。6月には購入していました。これであれば、パドックツアー等がセットになっているので、サイン会などが無くてもドライバーとの接点も期待できると考えています。

チケットの値段は2人で5,198ドル。昔の感覚だと50万ちょっとのイメージですが、円安のせいで70万オーバーです。恐るべし円安。

ホテルは名古屋で金曜から2泊確保しています。四日市でホテルの空きが出れば変更するつもりですが、今のところ候補となるようなホテルは無いです。今年はチケットも相当売れているようですので、ホテルの空きも難しいかなと思ってます。

唯一決め兼ねているのは金曜の観戦です。金曜の休暇取得は既に上司に申告済みですが、金曜を移動だけに使うか、観戦もするか、悩み中です。

 

11/18(金)~11/20(日) F1アブダビGP

行きません。

要因はいくつかあります。

以前のブログで「チケット完売なので断念」と書きましたが、その状況は少し変わりました。オフィシャルサイトでは完売なのですが、HISがツアー募集を開始し、チケットを確保していました。

ただ、ツアー内容で以下のポイントが従来のツアーと異なっていたのが引っ掛かりました。

・木曜にサーキットに行かない。木曜はサイン会とピットウォークを開催しています。特にサイン会は、木曜にメルセデスフェラーリを開催するのが例年のパターンなので、木曜サーキット行きが無いのはマイナスです。

・ホテル・サーキット間の移動バスが貸し切りではなく混乗。従来だと貸し切りなので、サイン会なども考慮したサーキット到着時間になっていましたが、混乗なので到着時間もよくわかりません。

・帰国が1日遅い。ホテルが1泊増えるので、その分値段も上がる。

このあたりが、躊躇した要因です。

もう1つの要因はお金です。これだけ円安だと、海外GP2戦は少ししんどいですね。今年は鈴鹿もドル建てのチケットを買い、鈴鹿シンガポールで既に130万程使ってます。上記のようにプランにも不安がある中では、行かないことにしました。

 

以上が今年の観戦計画です。

ようやく現地観戦再開です。

このブログの本来のテーマである観戦記が再開できそうです。

2022年現地観戦計画確定 9月

今年2022年のレース現地観戦は、1か月前の検討状況をこちらのブログで記載していましたが、ようやく全て確定したので、それぞれの決定要因や検討要素と共にまとめておこうと思います。

今回のブログでは9月の予定について。

 

9/9(金)~9/11日(日) WEC富士

行きます。

まずはF1の前に、今週末開催されるWEC富士です。

レースの現地観戦は2019年F1日本GP以来なので、ほぼ丸3年ぶりです。

2019年アブダビGPは妻だけ行って私は留守番2020年オーストラリアGPは走行見られませんでしたから。

WEC富士は、2017年~2019年の3年間現地観戦していますので、今年で4度目。

過去3回の様子はこちらのブログをご覧下さい。

f1world.hatenablog.com

WEC富士観戦するかどうかで悩んでいた要因は、ドライバーとの接点が持てるかどうか。超重要です。

今年富士スピードウェイでは、GTやSFなどが既に行われ、パドックパスは販売されたものの、ドライバーと接触禁止(しかも値上げ)。また、ピットウォークも開催されたのにサイン会無し。全く意味がわかりません。

私がレース観戦だけでなく、ドライバーサインのコレクターであることは、このブログの読者の方はご存知かと思いますので、そんなレースには行きません。テレビで十分。

ところが、WECのパドックパスは、チケット販売サイトに「ドライバーとの接触禁止」の文言は無し。しかも、ピットウォークではサイン会も開催。それなら行きます。チケットはもちろん、パドックパス。

私の感覚からすると、スーパーGTやスーパーフォーミュラの運営が異常なだけで、WECの運営が世界的に見ても通常・標準。世界選手権が、世界標準の運営を持ち込んでくれました。あとは、パドックで、屋外なのにマスクしろとかいうキチガイ運営が無いことを願うだけです。

金曜は一旦日帰りで、土曜はホテルで1泊予定です。

 

9/30(金)~10/2(日) F1シンガポールGP

行きます。

こちらの検討においてネックとなっていたのは、帰国時のPCR検査。

コロナ感染はどうでもいいのですが、検査陽性の時の、ホテルや飛行機再手配や再度のPCR検査等が面倒で悩んでいました。

ところが、今日9/7から、ワクチン3回接種で検査免除になったので懸念解消。

コロナ自体どうでもよかったので3回目接種を受けていなかったのですが、8/27に無事3回目接種。コロナのためじゃありません。F1のためです。

チケットはZone 1 Walkabout Combination。金曜土曜がメインストレート席、日曜がPremier Walkabout(立ち見)というチケットです。

ホテルと飛行機はHISで予約。ホテルは例年通りPARKROYAL ON BEACH ROAD。もう5度目のシンガポールGPですが、今回もHISでお願いしました。理由はなんといってもホテル。8月下旬の予約で、サーキット徒歩圏のそれほど値段が高くないホテルは自力では探せません。

日程は、木曜夜に羽田発、金曜朝シンガポール着、3日間F1見て、月曜朝シンガポール発、月曜夕方成田着です。金曜と月曜は休暇取得予定。既に上司の許可は得ました。

ただ、強烈な円安と、原油価格高騰による航空機代上昇により、超値上がりしてます。同じプランだと、2019年までであれば2人で50万円で行けた感覚ですが、今回は妻留守番で私1人にもかかわらず50万円超えてます。現地での食事代とか含めたら60万円くらいになると思います。恐るべし円安。

次回のブログでは、日本GPとアブダビGPについて書く予定です。

2022年F1現地観戦に向けて②

F1も前半戦が終了し、夏休みに入りました。

既に海外で現地観戦を済ませた方もいるとは思いますが、大半の方は、これから現地観戦を計画・検討している状況かと思います。

私もこれからの観戦を検討している状況です。

2か月前の検討状況は、こちらのブログに記載しました。

f1world.hatenablog.com

 

上のブログにも記載した、私が観戦を検討していた3GPについて、現時点での状況をお伝えします。

 

シンガポールGP

シンガポールGPは検討継続中。まだ決定に至っていません。

観戦チケットは、かろうじて残っている状況です。

現状のネックは、帰国時のPCR検査。

入国時にPCR検査が必須なのは、今年のGP開催国では日本だけです。

何も要らないという国も多く、求められるとしてもワクチン接種証明。

現状では無症状の感染者も多く、自分も無症状感染する可能性も全然あります。

感染自体は全く気にしておらず、どうでもいいのですが、検査で陽性だと帰国できないということだけがネックです。

いつも周回遅れな日本。なんとかしてもらいたいです。

なので、この愚策が世界標準に変更されるか、あるいは愚策継続の中で帰国できないリスクを飲み込んで行くか、様子見の状況です。

 

日本GP

行きます。

既に、チケットとホテルは手配済み。

ホテルは現状では名古屋です。

より近い、桑名や四日市のホテルがキャンセルで開放された場合には、そちらに変更します。

なので、名古屋のホテルは、直前までキャンセル料のかからないところにしています。

この時期、キャンセル不可(予約直後からキャンセル料100%)というホテルもあります。値段・場所とも満足なホテルならそれでも良いと思いますが、より良いホテルへの乗り換えも検討する場合は、直前まで無料キャンセル可能な宿を手配しておくことを勧めます。

ちなみに、近場ホテルのキャンセル開放はけっこうあります。主に以下3パターンです。

①都合が悪くなって行けなくなった。

②旅行会社がまとめて確保していた中で、申込者が予定数以下で、不要となった部屋をリリース。

③転売屋が売り捌けずにリリース。ヤフオクなどを見ると、宿泊権利などと言って売りに出しているのがこのパターンです。待っていれば無料キャンセル期間内にリリースされますので、転売屋から買うのはやめましょう。

 

今のところ、ピットウォークやサイン会といったドライバーと接触できるイベント情報は無いですね。

インナートラックファンエリアは販売しないと明言済み。

パドッククラブさえ、調整中という惨状。

他国では既に普通に行われていることが、日本ではできません。

 

アブダビGP

断念します。

油断していました。チケット発売時期を把握しておらず、販売状況を確認した時には、既にほぼ完売。残っているのは、金曜チケットと、ホスピタリティチケットのみ。

通常のグランドスタンド3日間チケットは完売でした。

シンガポールのような段階的な販売があるのかどうかは把握していませんが、今年は諦めました。

 

シンガポールGPと日本GPまであと2か月。

楽しみと残念が半々という感情で待っている状況です。

番外編 サーキット走行

最初に申し上げます。今回のブログはF1観戦とはあまり関係ありません。

私自身のサーキット走行の話です。

ただ、F1観戦と絡めた話も多少書きますので、興味があればお付き合い下さい。

以前、こちらのブログで車を買い替えた話を書きました。

f1world.hatenablog.com

新車購入から1年半が経ち、今月ようやくサーキット走行デビューしてきました。

デビューと言っても、私自身は独身時代(10年以上前)に何度かサーキット走行経験もありますので、今の車でのデビューということです。

2,000kmの慣らし走行と制限モード解除は昨年5月には終わっていました。

こちらのブログの後半に、その時のことを少し書いています。)

ところがその後、7月に引越し、10月に仕事で異動と、落ち着かない日々が続いた結果、随分と時間が経ってしまいました。

 

走ったサーキットは、筑波です。

茨城出身・都内在住の私としては、最も身近なサーキットです。

5月にライセンス講習を受け、今月初走行。

比較的天気も良く、気温も高めだったので、冷却のためにフロントだけナンバー外して走行しました。

車はフルノーマル。

初走行でしたので、私自身の錆び付いた感覚を呼び覚ますのと、この車の挙動を理解するのと、コースを覚えることで精一杯。

タイムは全く気にする余裕は無く、もちろん遅いタイムでした。

でも、周りはしっかり見えていたので、他の車に迷惑をかけることは無かったかなと思います。

 

タイヤもだいぶ溶けましたが、溝は残っているのでまだタイヤ交換は大丈夫かな。

走行後のフロントタイヤ

サーキット走行が久しぶりだったので、走行後にやるべきことの1つを忘れてしましました。

それは、タイヤの溶けたゴムを剥がすこと。

剥がさないと、タイヤ表面がフラットではなく凸凹になってしまうので、乗り心地がすこぶる悪い!車壊れてるんじゃないかと思うくらいガタガタします。

しかも、ゴムが冷えると固まってしまうので、走行後の熱いうちに剥がさないとなかなか剥がれないんです。

次走った時は、忘れないように気を付けなければ。

走行後のリアタイヤ

さて、サーキット走行とF1観戦、どんな関係があるのかという話です。

他のスポーツにも言えることですが、少しでも実体験があった方が、理解しやすいし、入り込めます。

例えば、プロ野球観戦するにしても、全く野球をやったことが無い人よりも、少年野球だけでも経験している人の方が、試合中に何が起きているかの理解度は圧倒的に高いと思います。

レースも同じで、レベルや次元が全く異なっても、自分なりに経験している方が、疑似体験として入り込めるし、理解度は高まります。

例えば解説者が「横Gがかかった状態で(ハンドルを切った状態で)ブレーキングすると挙動が安定しない」という話をすることがありますが、自分で走ると「こういうことか」とわかります。走行経験が無い方だと、なんとなくわかったような気がするだけで、ピンとこないと思います。

また、自分で走れば走るほど、レーサー達のレベルがとてつもなく高いことを実感します。思うように車を走らせることは、外から見てる以上に難しいんです。それにより、レーサー達への尊敬も高まり、レースやレーサー達の特別感が増します。

なので、走行と観戦は、相乗効果で楽しめると思っています。